2015/12/05

冒険フォーラム、交流ひろば

交流ひろばでの展示
11月22日、明治大学で行われた兵庫県豊岡市(植村冒険館)主催の冒険フォーラム。

植村直己が追い続けた世界 
      なぜ、極地なのか

 その際、別会場で行われていた交流広場での展示状況。

大きく伸ばした写真とともにウミアックの模型、マクラックなどを展示した。
午前、午後各1回、地平線会議の丸山純さんに作っていただいたスライドを使ってのトークショー。
午前は画面のでスライドショーができなくなってしまったが、丸山さんの質問に答える形で、展示写真などの説明。
午後はスライドを見ながら、やはり丸山さんの質問に答える形で話をする。20分と短い時間だったが、丸山さんの司会のおかげで、無事に時間内で終了した。
左は風書の月風かおりさんの展示

午後の部は、ほぼ満席で知った顔もちらほら。
わざわざ展示を見に来てくれた人、久しぶりに会う友人。こういう機会でもないと、古い友人に会えないというのもどうなのか、という気がしないでもないが、会えるだけでも有り難いと思う。

ディスプレイをはさんだ左側では、風書家の月風かおりさんの、南極で行った風書のパフォーマンス似ついての展示。
見た目は細く華奢な感じの方なのに、 バイクであちこち走り回り、世界中を旅している。
月風かおりさんのトークショー
南極の雪の上で、着物と足袋でのパフォーマンス。下世話な話だが、寒くないのだろうか、というのが最初の疑問。
ちょっと考えればわかることで、パフォーマンスをやっている状況では、寒さなど感じないくらいの精神状態ではないのだろうか。

途中、冒険フォーラムのメイン会場へ。
大場満郎さんを始めとする極地に関わってきた人たちのパネルディスカッション。
シオラパルクに滞在中の山崎さんの展示
有益でとても面白い話なのだが、いかんせん4名のパネリストにたくさんの写真とたくさんの話題と限られた時間。どこか物足りない感じのまま、終了時間となってしまった。

交流ひろばには、犬ぞりで北極圏を旅し続けている、山崎哲秀さんの写真と、グリーンランドで収集した銛先などが展示されている。
彼は今、シオラパルク滞在中のため、本人不在の展示。
エスキモーの剣玉と知恵の輪。剣玉は偶然一度だけ、上手く入った。信じられない。
知恵の輪は、しばらくやっていたけれど、結局解けなかった。

終了後、交流会という名の飲み会。
植村直己さんの出身地、兵庫県豊岡市からのおいしい料理が隣で行われている冒険フォーラム懇親会会場からたくさん届けられる。非常に腹が減っていたので、有り難くいただく。

そういえばと、懇親会会場を覗きにいくと、そろそろお開きのような状態。大場さんに挨拶を、と思ったら既に山形へ帰ってしまったとのこと。
振り返るとパネルディスカッションのゲストとして来場していた市毛良枝さんが、司会者の江本嘉伸さんとともに立っている。市毛さんに挨拶をして、とりあえず自己紹介。
市毛さんにお会いできたことで、今回の目的は果たすことができたのだった。

ところで、今回のフォーラムのお題「なぜ、極地なのか」
自分が「極地」に関わるようになったきっかけは中学生の頃読んだ植村直己の著書「北極圏1万2000キロ」であり「極北に駆ける」だった。そして気が付けば20年以上「極地」に通い続けている。自分にとっての極地、すなわち北極は、大好きな人たちがいて、大好きな風景がある、大切な場所だ。だから「極地」なのだ。 

今回は、自分の展示があるにもかかわらず、仕事の関係で全く手伝うことができず、ほぼすべてを地平線会議のスタッフの皆さん、とくに丸山さんにお願いしてしまった。
地平線会議の江本さん、丸山さん、スタッフの皆さん、本当にありがとうございます。

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