今年、2015年5月13日現在、ポイントホープでは、3頭のクジラが捕れている。
2頭は4月中。3頭目は5月、薄い氷が浮いたそれほど大きくない水面で、かなり悪い条件で捕獲した。
4月中に捕獲した2頭は10m程度の大人の個体なので特に問題はなかったのだが、5月に入って捕獲した個体は、生まれて間もない個体で20フィート(6m)にも満たないものだった。
普通だったらこんな小さな個体は捕獲しないのだが、薄いシャーベット状の氷に覆われた水面に呼吸のために浮上して来たクジラはとても大きく見えた。そして銛を打って間もなく、母クジラが近くに浮上して来たとの事。
捕まえて死んでしまったものをそのまま海に返すようなもったいないことはしない。もちろんきちんと分配する。
未だ母乳だけで育っているであろう小さなクジラは、脂肪層は大型のクジラと比較すると、非常にねっとりとして柔らかだった。
実は、このクジラについては、クジラが捕れた当初から、小さすぎるクジラを捕ってしまった、ということであまり多くを語られることは無かった。
そして色々問題が大きくなっているようで、ついにはニュースにも取り上げられてしまった。
Alaska Dispatch News
氷が薄く、なかなか猟に出る事ができなかったことに対する、ちょっとした焦り。大きなクジラを捕っても、氷が薄すぎて引き上げる場所はほとんどないため、小型の個体を狙っていた。水面とは言え薄い氷で覆われていて、クジラの大きさを見誤った、など様々な悪条件が重なったた結果、こういう自体になったのだと思う。
個人的には、特に意見はない。
ただ、無駄な外圧が加わえられず、今後も無事にクジラの猟が続けられる事を祈るのみ。
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